2009年4月16日木曜日

Dialog in the Dark TOKYO


目を開けても瞑っても何も変わらない。
その状態で約1時間を7人の仲間と一緒に進む。
真っ暗な世界のエキスパートのアテンド(視覚障害者)の案内のもとに。
          …


真っ暗な空間が始まり、アテンドが現れた瞬間様々なことが頭を過ぎった。
なぜか涙がでてきそうになった。
          …




Dialog in the Dark


最初の驚いた気付きは、
「私は私の行動のみで評価されるんだ」
ということだった。
今までの自分はかなり表向きのことにばかりフォーカスを当てていたということに気づいた。

そして自分でも驚く体験。
「自分を恥ずかしがることなく精一杯表現していた」
何回も自分の名前、仕草の発言を連発したり、初めてあった人を馴れ馴れしく、堂々とあだ名で呼んだり‥
普段の自分では考えられないような行動で自分を表現していた。


私たちは様々シーンを体験した。
その中での気付き、驚いたことは
・真っ暗の中にいると時間の感覚も鈍くなる
-30分くらいたったのかなと思ったらすでに1時間が経過していた。
・初めて会った人たちと一気に近くなった(仲間だと思えた)。
・アテンドが心強すぎた。近くにいるとすごく安心した。
・音・匂い・感触にとても敏感になっていた。
・喋っていると安心した。

ということだった。


明かりに戻った瞬間、私は元の自分に戻ってしまった‥
もう喋らなくなった。笑

他の参加者もおそらく「もとの自分」に戻っていた。
真っ暗ではあんなに騒いでたのにみんなも静かになった‥

本当に不思議な体験だった。

今まで考えてもみなかったことを沢山考えた。

初めて視覚障害者への質問が次から次へと生じた。
初めて視覚障害者の立場にたってみようとしていた。
初めて友達になりたいと思った。


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