2009年6月8日月曜日

15の夜ワークショップ

6月3日、(★)東京大学ワークショップ部が主催する、15の夜ワークショップに行ってきた。15の夜ワークショップとは大学生活を振り返りながらみんなと話し合い様々な気付きにたどり着くワークショップ(WS)のこと。大学生活の中で幾度が繰り返される流れ(モヤモヤ ⇒ 計画 ⇒ 行動 ⇒ 行動後(Ozaki's 4 Steps))が、まさに尾崎豊の「15の夜」の歌詞に表されているところが、WSの名の由来(の1つらしい、笑)。
http://utworkshop.jimdo.com/
はじめは自己紹介を兼ね自分たちの15歳について語った。次に尾崎豊の15の夜の動画を鑑賞し本格的にWSに入った。
配られたA3用紙に、大学生活を振り返りながら時間を横軸、充実度を縦軸にグラフを描き、「モヤモヤ期」「計画期」「行動期」「行動後」を少し意識しながらエピソードを書き込んでいった。








私の充実度(感情)の最近の曲線はかなり極端!
その当時その当時きっと大変な思いをしただろうに、今のものに比べると、平坦なものだったんだなと少し驚いた。今の大変さを、将来はまたそこまででもなかったように思える日がくるのだろうか。
書き終わったあとは、自分のグラフ見せながらみんなに説明していく。質問や感想を受けながらやると、かなり楽しく話すことができた。
みんなの発表が終わった後はきき残った質問をしながら気づきなどを話し合った。
今回は2回目ということもあり、前回の気付きのシェアに加わり、更に新たなことが見えたりしてめっちゃ盛り上がった‥!
曲線の傾きや山の数などにばらつきはあったけど、「モヤモヤ期」の後は、必ず曲線が上がっていたことがやはり著しい共通点だった。
また、「計画期」は「モヤモヤ期」との区分が曖昧で最初は計画期の存在に気付かなかったけど、きっと何か起こしたい「行動」にアンテナをはっていたことがそうであるという話がでてすごく納得した。

そして個人的に感動した学びは、グラフの流れには人の影響が多くあることから発展した、『複数の個人がコミュニティを作り、そして組織化していく過程』、『コミュニティと組織の違い』だった。
人は普通、独りでいるとき、または硬い組織の中にいることより、自由度の高いコミュニティの中にいる時に非常に楽しいと感じるらしい。(最初は意味がよく理解できなかったが、自分の場合に当てはめてみると、あまりにも当てはまっていて、めっちゃスッキリした。)その理由で、独りで孤立している人や、1つの組織だけに身をおく人より、多くのコミュニティの「周辺渡り」をする人たちは常に活き活きと生活ができるそうだ。(私の記憶が正しければ‥;;)対話がめっちゃ盛り上がり、そのまま振り返りをしてWSが終わると思いきや、最後はOzaki's 4 Stepsを学問的にアプローチして解説してくれた。
大学生活を振り返ってみて見えてきた「モヤモヤ ⇒ 計画 ⇒ 行動 ⇒ 行動後(Ozaki's 4 steps)」は、ジャック・メジローが提唱した「変容的学習理論」とすごく似ていた。(まさにそうだった!)大人の学びとは、「ものの見方が変わる」こと。うん‥確かに「モヤモヤ」は、今までは普通に受け入れたことへの見方が変わったときにやってきていたかも‥
最後は15の夜の映像をもう一回鑑賞して、しみじみとその歌詞を頭(心)に刻んだ。
本日のWSは、私が今まで体験してきたWSと一味違って、少人数でリラックスした雰囲気で進められた。けど、学びの内容の濃い、ついまた参加したいと思ってしまう魅力的なWSだった。

15の夜WSは私の「モヤモヤ」を解消してはくれなかった。(モヤモヤ現在進行中‥)ただ、「モヤモヤ」が何なのか、そしてその捉え方を教えてくれたと思う。それを知る知らないかで、気持ちも、考え方も「全然違う」としみて感じた。

あ‥参加してよかった!!

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