2009年5月26日火曜日

『正しく決める力』 in Mindset School

5月24日は(★)Mindset Schoolに行って来た。今回のテーマであるタイトル(正しく決める力)に見覚えのある方も沢山いるのでは。そう、本日は「正しく決める力」の著者である(★)三谷宏治さんをゲストに迎えたのである。★MindsetShool
東京大学大学院 学際情報学府 安斎勇樹が運営する、
都内の中学生と大学生を対象にした新しい学びの場。
毎月豪華なゲストによるワークショップを通して、
将来求められるスキルとマインドセットを磨く。
http://mind-set.jp/contents/school/index.htm

★三谷さんプロフィール
三谷宏治氏 K.I.T.虎ノ門大学院 主任教授
1964年生まれ、45才。三女の父。 87年、東京大学理学部物理学科卒、92年、INSEAD MBA修了。
87年から96年までボストンコンサルティンググループ、96 年から06年まで アクセンチュア戦略グループ。03年から06年は同 統括エグゼクティブ・パートナー を務める。 06年8月からは教育(特に小学生から大学生)の道へ。 著書に「正しく決める力 - 「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法」(ダ イヤモンド社)「観想力 - 空気はなぜ透明か」(東洋経済新報社)「トップ コンサルタントがPTA会長をやってみた - 発想力の共育法」(英治出版)「突破するアイデア力」(宝島社新 書)。K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授、グロービス経営大学院 客員教授、早稲田大学ビジネススクール 客員教授(4月より)。
http://www.mitani3.com

WSの詳細は安斎(Mindset School運営)さんの(★)レポートを参考にして頂くことにし、私はWSで体験した「3段階で決める」を取り入れ、ブログを書くことに挑戦してみたいと思う。
http://mind-set.jp/contents/blog/2009/05/post-54.htm

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【三段階でブログを書いてみる】
■気付き(WSのメモ)
①(価値観と並ぶほどの)時間の大切さ
今回のWSは、決められた時間に個人、そしてチームで「正しく決める」ことが求められたが、実際には大半の人が定時に終えることができなかった。どれだけ正しい結論に至っても、時間を守れなかったら、その結論自体意味をなされない時は極めて多い。決められた時間内に、正しく決断(行動)するためには、
●最初の時間配分、(チームでの決断の場合)役割分担
●繰り返し練習
が必須である。

何かをする時は、何かを捨てなければならない
私は欲張りな人間で、いくつかのことを同時に得ようとする。極端な例でいうと、痩せたいけど、アイスが食べたい。結局カロリー少なめなアイスを選ぶが、美味しさに満足できないがためにもう一個アイスを買ってしまう‥
「捨てる」ということは、難しい。怖い。しかしきちんと「捨てる」ことをしないと、大戦略も、効用も、手段も、そして結果も中途半端なことになってしまう。最初に「やらない」ことを決めることが「決断」することの大前提であり大いに役立つ。

習慣は第2の天性
人が変わることは、同じことを繰り返し、習慣化することである。頭で分かってるだけじゃ、何も変わらない。言い換えると、繰り返して習慣化してからこそ「変わった」と言える。

■記憶に残ったこと・感想
普段聴くことが極めて難しい三谷さんのMONOGATALはとても心に残っている。三谷さん曰く大人になったと思った瞬間は、ゴミ箱の横に落ちていたゴミを見た瞬間だったそうだ(自分で片付けよう)。自分の人生を振り返ってみると、「自分のため」「今、楽」の基準で物事を決めてきたのが、いつの間にか「人のため」「将来に役立つ」に変わってきている。そして今回のMindset Schoolに参加してとても驚いたことがある。それは、WSで学んだことを実際に行動に移そうとする(3段階で正しく決めようとする)「マインドセット」になっていたことだ。書籍「正しく決める力」はすでに読んでいたことだし、三段階の方法とすごさはわかっていたが、実は全く実践できていなかったのだ。このマインドセットはアクティビティ、MONOGATAL、三谷さんとの会話全体を通して得られたものだと思う。WSってすごいなーと思った!!(Mindset School、ありがとうございます★)
今回参加してよかった‥!

■これからのアクション
①「重要思考」⇒「3段階で決める」ことを日常に取り入れる
 ・イベントに参加するかどうか
 ・貴重な朝の時間の使い道
 ・食事のメニュー
 ・選書
 ・寝る時間
 ・買い物 ‥

②「Trial & error」を心がける。
アウトプットが批判されることを恐れない。FBをもらい、次に活かせるように努める。

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☆3段階でブログ内容を決めて書いてみた感想
・書く内容の方向が決まっていたので、前より早くブログを書くことができた。
・けれど、最初設定した時間(ちょっとキツ目)を守ることがなかなか難しい。
・自分の価値観をしっかり理解する必要がある。

2009年5月17日日曜日

デザイン基礎ワークショップ

Educe Technologiesが主催し、東京大学大学院情報学環・学際情報学府山内研究室が共催する「デザイン基礎ワークショップ」にスタッフとして参加してきた☆
本日のゲストは、アートディレクター/グラフィックデザイナーの菊地敦己さん、ツッコミに(株)日本デザインセンター/デザイン・プロデューサー紫牟田伸子さん。
「デザインに興味ある」を口癖のように言う私だが、デザインの概念が定められたない状態、デザインの基礎を学べるという期待、そしてただ単純にデザインのワークショップという言葉に惹かれ参加したのである。

本に書いてあるようなデザインの基礎知識、初歩的なスキルが主流なワークショップかと思っていたが、今回のワークショップはまったく別次元の価値を持つものであった。

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【ワーク1】名詞&形容詞組み合わせスケッチ
参加者は名詞と形容詞を別々の紙に書きそれらを分けてかごに入れる。別々にシャッフルされた紙を参加者は1枚ずづとり、「形容詞を表す名詞の絵」を描く。最後は絵が何を表しているかをみんなであてる。

「黄色いイチゴ」、「美しいMac」、「大きい大阪」‥
ほぼペン1本という限られた条件から描かれた絵に様々な工夫が見られる。

これが面白く2回もやった!
2回目は形容詞と名詞が分かっていたこともあったが、前回みんなの絵をみたことから「共通言語(パクリ‥笑)」、ができたこともあり、「正解が当てられる率」(情報伝達)は高くなったが、前回ほど「斬新性の度合い」(表現)は衰えた。

【ワーク2】RGWグッズ並べ
事前に参加者に赤(R)、緑(G)、白(W)のグッズをもってきてもらい、それらを「なにかのルール」を定め並べる。
ルール①RGWに分かれ「小さい⇒大きい順に並べる」
ルール②RGWに分かれ「柔らかい⇒硬い順に並べる」
ルール③RGW混ぜて、「を描くように並べる」
最初はそれで‥??と少し戸惑ったが、実際に並べてみると‥

美しい‥

個人的に美しいと感じたのはルール①。上手く写真に収められなかったのが悲しすぎた(;ロ;)

次は、「当てっこゲーム」。いくつかのチームに分かれ、チーム会議で決めたルールでグッズを並べ、他のチームがどんなルールだったか当てるゲーム。
私は懇親会の準備で参加できなかったが、チラッとみてみると、時計ができていたり、三角のようなものができていたりしていた。

【懇親会】
主催側が用意した食べ物+参加者からの様々な差し入れを美味しく食べながら、個性・魅力溢れる参加者たちと楽しい会話の時間を過ごした。色んな人と話すことは本当に良いと思う。自分の考え方が広がるし、自分を見つめなおすキッカケを与えてくれる。

【軽いワーク+質問タイム】
その後も多くの参加者が残っていて、みんなでもう一度軽いワークをし、最後はゲストの菊池さんに質問タイムを持った。ここでの菊池さんのお話に沢山の学びを得た。

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今日のワークショップから得た、自分にとって最も深い学びを最後に書いておく。

「良いデザイン」をすることは極めて難しい。それは、いくつかの情報を何かの形に収めること、その情報がちゃんと伝わること、美しく表現すること、のバランスを絶妙にとることが求められるからだ。神秘的な表現の中に人の共感が得られる情報が組み込まれている。それが人に「あ‥!」という感動を与えられる美しいデザインだと思う。

これらのデザインの各々の要素への取り組みバランスをとること、それらを支えるスキル・知識は無数に繰り返されるトレーニングによってやっと身につくことであり、そうしてやっと情報のインプットからデザインというアウトプットまでの過程が自然に(スムーズに)行われ、ジャンプも起きる。その状態がプロフェッショナルであると菊池さんは仰る。常に行動すること、努力し続けることが何よりも大切であることを強調されていた。

デザインはメッセージを持っている。作者の思想・人生がうかがえる。生命が感じられる。だから、デザイン一つひとつが面白くて魅力的で尊い。

今日は参加して良かった‥

2009年5月16日土曜日

仕事の思想



【1】仕事の思想 -なぜ我々は働くのか
【2】田坂広志
【3】感想+フレーズ
大学4年もなって最近は悩みの90%は進路(ゆくゆくは就職)のことだ。どんな道が自分の道なのかを探している。仕事の思想、「なぜ自分が働くのかの答え」からそのヒントを得たいと思い本を読み始めた。

以下、心に響いた『フレーズ』とともに主に自分が感じ取ったことを書いておく。

なぜ働くのか?という問いに対して「お金のため」だけが答えになってはならないと私は感じていた。
じゃぁ、なぜだろう‥仕事で給与以外のことで得られることは何だろう‥

著者は仕事の報酬にはいくつかの世界があり、一生懸命働くことによって見えてくる世界が変わってくると述べていた。その4つの世界とは
・給与(お金)

・能力(仕事のスキル・ノウハウ)

・仕事(やりたい・やりがいがある仕事)

・人間としての成長(こころの世界が見えるようになる)
のことをさす。 
上の3つは、失われてしまうか衰えるかそもそも与えられないことが多い。しかし「人間としての成長」は決して失われないものである。最終的に、私たちは「人間としての成長」のため働くのである。人間としての成長のためには、「夢を本気で語り、目標を定めること」が大切だと著者は強調する。

夢を語ることによって目標が見えてくるし、はっきりとした目標が定まることで力を振り絞ることができる。精一杯頑張っていくうちに成長する。
ここで目指すべきなのは、夢を語ることの責任を持つことが怖くて一人で夢だけを膨らます「妄想家」ではなく、本気で夢を人前で堂々と語り、まずは自分を変え、そして成長のために努力し続けていく「理想家」である。

そして更に成長していくためには現在の成長の段階を把握することが重要で、それは自分の鏡である「顧客」を見つめ、共感することで分かることができる。大切なのは、
『こちらの立場に立った操作主義的な発想で、「顧客を説得しよう」「顧客を動かそう」と考えるのではなく、まず、無条件に、顧客に深く共感する』
つまり、自分の損益を考え相手を操作すようとせず、相手の立場、状況を深く理解することである。

また「人間学」を学び、「人間力」つけることが「人間としての成長」を助ける。これらは本や話を通して得られるものでなく、現実の世界で通して身につくものである。現実の世界こそが最高の学び場である。人を深く見つめることが「人間学」となり己の内面省察につながる。人と正対・格闘し最適な距離を見つけることで「人間力」は身につく。


「人間としての成長」は「人生の思想」なのではないかと自分なりの結論に至った。私たちがどのような状況の下にあっても、私たちを支えてくれるもの、どんなときでも心がけるべきことだと思った。

『仕事というものは、こころを込めてやれば何でも面白いよ‥』
人間はできなかったことができるようになると面白いと感じるそうだ。言い換えよう。人は自分の成長を実感すると楽しくなる。

どんなものであれ仕事というものは、人間として成長することを思いかければ素晴らしい機会を与えてくれる。それが理解できていれば、仕事は面白くなる。自分を成長させてくれる貴重な存在だからだ。

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・現代のノブリス・オブリージュとは、
『高貴な人が覚悟する義務』ではなく、『義務を覚悟する人の高貴さ』である。

・『「夢が破れること」を恐れる必要は決してない』
・『我々は、後生を待ちて、今日の務めを果たす』
・『本気で夢の実現を信じ、力を尽くして歩むこと』

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【4】目次
はじめに なぜ我々は働くのか
第一話 思想 / 現実に流されないための錨
第二話 成長 / 決して失われることのない報酬
第三話 目標 / 成長していくための最高の方法
第四話 顧客 / こころの姿勢を映し出す鏡
第五話 共感 / 相手の真実を感じとる力量
第六話 格闘 / 人間力を磨くための唯一の道
第七話 地位 / 部下の人生に責任を持つ覚悟
第八話 友人 / 頂上での再会を約束して人々
第九話 仲間 / 仕事が残すもうひとつの作品
第十話 未来 / 後生を待ちて今日の務めを果たすとき

2009年5月8日金曜日

TABLE FOR TWO Lunch☆

5月6日、広尾にあるJICA地球ひろばカフェ・フロンティアに行き、
食べるのが待ち遠しかったTABLE FOR TWO(TFT)のランチを食べてきた。TFTとは、世界の食の不均衡問題、肥満と飢餓問題を同時に解決すべく活動しているNPO法人のこと。TFTが提供するヘルシーメニューを1食を食べると、その値段から20円がアフリカの子どもたちの1食分の給食になる。いかにもシンプルな考え方だが、2つの問題を同時に解決するモデルであることや、寄付金の使い道が明確なことからすごく興味を持っていた。今回は、カフェ・フロンティアでTFTが食べることができるときき、VOICEメンバーでランチしに行くことになった。店内に漂う異国な雰囲気がとても魅力的だった。一面はガラス張りで外が見えるようになっていたが、そこにはアフリカの子どもたちが食事をするパネルが貼られていて目がひきつけられら。後に店員さんに話を聞くことができたが、これらは電通の方が制作し無常で提供してくれたのこと。やはり開発途上国の問題はボランティア団体、国際機関だけでなく、企業からも注目し、解決に協力していることを実感した。
テーブルに座るなりTFTのメニューをチェック。本日はカレーの1種類だったが、週替わりで色んなバリエーションがあるそうだ。また他のメニューを選びレジにて20円寄付してもいいとのことだったので、私は"あえて"他のメニューを選んでみた。笑 料理はすっごく美味しかった!量もあって、とてもリーズナブル。他のメンバーは「正直味はそこまで期待してなかったけど、すごく美味しくて驚いた」と笑顔で話していた。カフェ・フロンティアはTFTメニュー以外に、フェアトレードのコーヒーなども提供していて国際協力に「食」から様々なアプローチをしていた。この間、TFTのモデルを創案した近藤正晃ジェームスさんが、インタビューで伺った時に仰っていた『「食」は誰にとっても身近で頻繁に接するものであるからこそ、その可能性と影響はとても大きい』ということを改めて実感した。

最後はレジにて箱に20円を入れた。正直今までは「寄付することが恥ずかしい」「いくら出せばいいの?」「今寄付したお金ってどう役にたつのかな」という気持ちや疑問が寄付することの妨げになっていたが、今回は不思議なくらい一切そんなことが起きなかった。むしろ「寄付したい」「これでアフリカの子どもたちの1食の給食が作られるんだ」「私ちょっとは役に立ってるかも」という社会貢献に対する新しい感覚を覚えることができた。
TABLE FOR TWO Lunch☆はもう一回来たくなるような雰囲気と美味しさ、そして飢餓に苦しむ子どもたちに少しながら力になれたという実感まで味わえた素敵なランチだった。

2009年5月6日水曜日

断る力


【1】勝間和代 
【2】文春新書
【3】学び
 本を読む前に「断るのは実力をつけてから。今は実力をつけるために何でも受け入れるべきなのでは?」という疑問を抱いていた。だが考えてみればこの「何でも」も種類は様々で、「実力と結びつく」のかどうかをきちんと考えることが大切である。

 もう1つの気付きは、「断る力を持っている」ことは、他人との関係を粗末にし、自分の意見ばかり主張するのでないということである。むしろ相手と自分の立場を深く理解した上でお互いがより良い段階に達するために努力することなのだ。
 この本を通して得たことから、これからは行動に心がけることをまとめる。
 命令・依頼をされた時には、それらが自分にとって「本当に重要なのか」を真剣に考え受け入れるか断るかを決める。断る際には自分自身・相手における断る理由を考える。断り方はなるべく相手を傷つけないように心を配る。能力があるなら、FBをきちんと考えて提供する。

【4】目次
第1章 総論 「断る力」の圧倒的な効用を理解する
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
第3章 ステップ 相手への建設的な影響を発揮する
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る

【5】抜き出しフレーズ
・仕事を減らすことで自己投資の時間も増え、自分の生き方を見直す時間もでき‥「コモディティ」から「スペシャリティ」への道が開けた。

・「断る力」を身につけることで、断るから実力をつけられること、実力があるから断れること、の好循環を自ら作り出していかなければならないのです。

・努力は惜しまないのだけれども、評価を他者に預けてしまう人は、もっともうつ病にかかりやすいのです。

・さまざまな命令・考え方・発想‥全体像の中で、どこまでが支持できて、どこまでがより考える必要があるのか、その割合を考え自分の軸で一度問題を置き直してみる習慣。

・「断らないことは、あたなに何のメリットがあるでしょうか」‥
◎モノを深く考えないで済むといることなのです。

・他人かうまくいっていたり、他人が自分よりも良い才能を持っていることは、私たちの価値を考える際に何の影響もありません。それについて、他人の成功が自分の存在を脅かすような気持ちになり、他人の足を引っ張る‥ことになります。

・自分に責任を持てるのは自分だけ。

・(自分の軸をもつために)何かタスクを任され、それについて自分で判断し、行動し、その成果を自分の責任として披露をし、評価される。

・「リスクミニマイズ」か「リターンマキシマイズ」か

・そもそも意に沿わない依頼をうけて「断る」というリスクを取らなくてもいような環境を作れないか、とことん考える。

・自分がそういった時間を配分してもいないのに、他人が得意なことをうらやましがってもしょうがない

・他人にどう映っているか、ということをまずは情報として仕入れた上で、自分としてはどのように自分を評価するのか、あくまでその材料の一つとして使うのである。

・「20代」=「トライ・アンドえ・エラー(試行錯誤)」の時期として位置づけ、さまざまなことを試しながら、自分のできること、できないことの境界線を知るための「材料」と「経験」を蓄える必要があるからです。

・自分のコーチは自分しかない
⇒他人からのアドバイスにはどのような場合でも「バイアス」が含まれている

・空気を読んだ上で無視できる力をつける。

・交渉力 - 相手が出してきた要求や条件に対して、何でも即座に「ハイ」と返答するのではく、まずはいったん「よりよい方法はないか」と一歩進んで考えるクセをつける。
⇒この思考をし行動することに損することはない。

・交渉を行う際には
◎あなたの利害だけを考えるのではなく、相手の利害も考える
(TPO、バランス)

・相手を尊重するからこそ「断る」
「断る」≠「相手の否定」

2009年5月3日日曜日

Motherhouseミニ講演

マザーハウス代表、山口絵里子さんのミニ公演に行ってきた★
マザーハウスとは、世界第一貧困国といわれるバングラデッシュで、現地の材料を用いて現地の人々が自力で作ったバックや雑貨を販売するお店である。その商品は世間が持つ偏見、いわゆる「開発途上国が作られたものは品質が低い」に真っ向から立ち向かい、商品にうるさい日本でも通用するような高品質で魅力的な商品作りを突き通す、フェアトレードの標本となる事業である。

そしてマザーハウスの紹介に欠かせないのが、マザーハウスを起業し、自ら経営、そしてすべてのバックのデザインまで1人でなさっている『山口絵里子』さんの存在である。

私は山口さんがお書きになった「裸でも生きる」を読み、山口さんの熱い想いと行動力にすごく驚き、そしてとても魅力の溢れる方だとずっと思っていて、実は一度山口さんがお店にいらしたときに訪れて名刺を渡していた。
その山口絵里子さんがGW(ゴールデンウィーク)期間中、マザーハウスの各店(本日は新宿小田急店)でミニ講演をなさるときき、今日はそれにいってきたのである。

今回のミニ公演は取締役副社長・山崎大祐氏がインタビュアー、山口さんがインタビュイーとなってやりとりする形で行われた。小田急の6-7畳ほどのスペースに沢山の人が集まっていたもんだから、通り過ぎる人もめっちゃ気になっていたはず。笑本日のミニ公演の題は「デザイナー・経営者・起業家として」。
まず、すごくびっくりしたのは、山口さんてお一人で、3つの役割を果たしていらしていること。
普通に専用デザイナーを雇っていると勝手に思っていた‥。
デザイナーを雇うことも真剣に考えていたが、やはり100%山口さんの理念と分かち合える人とであうことはなかなか難しかったと仰っていた。


20分と予定されていた講演が40分にまで及ぶほど沢山の話があったが、
その中から自分の記憶に強く残るいくつかの気付きをまとめておこうと思う。
・バランスの大切さ‥本当に色んな意味で!
・起業家、経営者、デザイナーなど、その肩書きのようなものになろうと思ったことはなくて、
ただ自分がすべきだと思う行動しつづけていたら、そう呼ばれていた。

そして自分の中に一番ぐっときたこと。(正確でないかもだけど)
「バックについてあんまりにも知らなかったから、おかしくなるほど勉強しました」
今からじゃ遅いとか、自分にはそういう才能がないとかの言い訳は一切ない。
やる。やればできると自分を信じきれることにすごく感動した。
それは最近の自分の悩みに触れた一言だった。やはり今日行ってよかった‥


山口さんの今年の目標は、「ネパールで作られたもののお店を出すこと」と仰っていた。
なんと!素材、デザイン、しかも名前さえマザーハウスとは全然違う展開になるとのこと!
早くもその商品やお店の雰囲気が気になってワクワクしてしまった☆

今日何よりも嬉しかったのは‥
山口さんと写真撮れた!
そしてVOICEのことも覚えて下さっていた‥☆